INTERVIEW 08

艦艇を任務へ戻す修繕現場を動かす「調整役」の仕事

統括部技術課

2019年入社

S.Rさん

仕事内容

艦艇(海上自衛隊の船)修繕の船体工事担当として、工程調整・各メーカーとのやり取り・見積もりなど、工事全体の管理業務を担う。

率直に話してくれた会社に、信頼を感じた

S.Sさん

01 佐世保重工業を知ったきっかけは何ですか?

大学院で就職活動をしていたとき、合同説明会に参加したことがきっかけです。たまたま佐世保重工業のブースに立ち寄ったのですが、「艦艇の修繕」という仕事内容に目が留まりました。艦艇に関する知識があったわけではありませんが、ほかでは聞いたことのない仕事だと感じました。「どうせ働くなら、何かの役に立てる仕事がしたい」という思いもあり、自然と興味を持ちました。

02 入社の決め手を教えてください

会社の方が、こちらの気になることを率直に話してくれたことです。残業や給与面のことも含めて、ざっくばらんに話してくれました。そのフレンドリーで率直な雰囲気から、「この会社なら信頼できそう」と感じました。

修繕を止めないために。必要なのは、先回りの共有と準備

S.Sさん

03 現在の業務内容を教えてください

艦艇の修繕工事の中で、全体の進み方を調整する役割を担当しています。部品を手配したり、工事にかかる費用を見積もったり、現場と相談しながらスケジュールを組んだりするのが主な仕事です。船体そのものだけではありません。エンジンや配管、乗員が生活する場所など、幅広い部分が担当範囲になります。

業務の核になるのは「どの作業をどんな順番で進めるか」を考えることです。たとえば、ある設備が直らないと、その次の作業に進めないことがあります。ひとつの遅れが全体に影響するので、現場の進み具合を見ながら細かく調整していきます。

多くの部署が関わるので、認識のズレが生まれないよう、こまめに現場へ足を運び直接相談するようにしています。

04 仕事で最も印象に残っている案件はありますか?

艦艇の冷房装置を丸ごと新品に取り替える工事が、これまでで最も大変でした。装置が非常に大きく、どの出入り口からも搬入できなかったため、船の側面を切り開いて搬入することになりました。

そのためには配管を外し、さらにその前に電線を逃がす必要があるなど、工程が次々と連鎖していました。ドックに艦艇が入っている間にすべての修繕を終わらせる必要があるため、電気・配管・船体の各チームと順番を細かく調整しながら、3人体制で乗り切った案件でした。複数の工程が複雑に絡み合う中で、工程とスケジュールを組む難しさとおもしろさの両方を経験できました。

現場を支えるのは、「報・連・相」と事前準備

S.Sさん

05 普段の業務で大切にしていることはありますか?

「報・連・相」に尽きます。現場の技術者たちは、複数の船を同時に掛け持ちしながら作業スケジュールを組んでいます。こちらから「いつ、どんな作業が発生する」という情報を先に出してあげないと、現場は動けません。自分が情報を持っているのに共有しないと、誰かが無駄に待つことになってしまう。そのことは常に意識するようにしています。

事前準備の大切さも痛感しています。部品の納期を早めに把握しておけば、現場に前もって準備を促せます。突発的な依頼も多い仕事なので、予測できる部分は前倒しで手を打つということを意識しています。

感謝の言葉が、次の仕事への力になる

S.Sさん

06 やりがいを感じる場面を教えてください

お客様から「ありがとう」と言ってもらえる瞬間が一番うれしいです。修繕の仕事は、基本的には「元に戻す」仕事です。ただ、それだけではなく、「ここをもっと使いやすくできませんか」といった相談を受けることもあります。たとえば、「この手すりの形を変えたい」といった要望があれば、設計担当と一緒にどうすれば実現できるかを考えます。実際に改善して喜んでもらえたときは、苦労した分だけ達成感があります。

また、自分が担当した艦艇をニュースで見ることがあります。無事に活動できているんだなと実感できます。自分の仕事が社会や国の安全につながっていると感じられるのは、この仕事ならではだと思います。

07 職場の雰囲気はいかがですか?

協力的で、話しかけやすい人が多いです。工程調整の仕事は、各部署や現場との連携が欠かせません。他部署に相談するときも、難しい場合は「こうすればできるかもしれない」と代案を出してくれることが多く、助けられています。部署を越えてやり取りすることが多い仕事だからこそ、会社全体に協力し合う雰囲気があるのはありがたいと感じています。

MESSAGE

メッセージ

専門性が身につき、国の安全を支える仕事です

大学・大学院では造船・艦艇修繕とは全く関係のない専攻でした。それでも先輩が実務を通じて丁寧に教えてくれたおかげで、今は一人で動けるようになっています。専門知識は入社後に現場で積み上げていけるので、「分野が違うから不安」という人でも大丈夫です。

生活面については、独身寮は食事つきで家賃も安く、入社直後の出費が抑えられました。仕事とプライベートのメリハリもつけやすく、土日はしっかり休めています。

ものづくりに関心があって、自分の仕事が社会や国の安全につながっていると感じたい方には、ぴったりの仕事だと思います。

S.Sさん
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