仕事内容
舶用クランクシャフト・クランク軸(船のエンジンに使われる動力変換の主要部品)の部品の芯出し作業を担当。品物の中心を精密に測定・調整し、後工程の削り出しがスムーズに進むよう支えている。
「1300℃の鉄の塊」に圧倒された
01 佐世保重工業に入社したきっかけを教えてください
高校の授業の一環で、工場見学をしたのが最初のきっかけです。そのときに見たのが、鍛造の現場でした。1300℃の鉄の塊が目の前にあり、普段の生活では絶対に見ないような光景に驚きました。体全体で感じる迫力があり、そのスケール感と非日常感が忘れられず、そこから会社に興味を持ちました。
02 入社の決め手は何でしたか?
機械加工の現場で、大きなクランクシャフトを丁寧に仕上げていく技術者のみなさんの姿を見たことです。迫力のある現場なのに、仕事はとても繊細で、そのギャップにも惹かれました。「自分もこの仕事をやってみたい、技術を身につけたい」という気持ちが強くなりました。
削り出す職人のために「芯」を整える
03 現在の業務を教えてください
クランクシャフトの一部となる部品の芯出し作業を担当しています。品物の中心を測定し、後工程の職人さんが均等に削れるように調整する仕事です。
ミリ単位で測り、傷や凹みの位置を確認しながら、芯をどこに置けば削り出しに影響が出にくいかを手作業で調整していきます。実際に仕事に就いてみると、ミクロン単位の繊細な確認作業の繰り返しで驚きました。ただ、戸惑いよりも、その繊細さを求める技術への感動の方が大きかったです。
中心がずれると削り出しに偏りが生じ、最悪の場合はリカバリーできなくなります。万が一の傷があっても対処できる「保険が利く状態」にしておくことが、芯出しの役割だと感じています。
04 やりがいや面白さはどんなところにありますか?
うまく整ったときの「今日はうまくやったな」という感覚がいいですね。次の工程の削り出しをする方の負担が変わってくると思うので、少しでも「いい芯出しだったな」と思ってもらえるように、との気持ちで作業しています。
250トンのフックと向き合った、入社2年目の挑戦
05 入社後、印象に残っている仕事はありますか?
大型クレーンのフック(250トン吊り)の芯出し作業です。長さは約3メートル。年に2回見るかどうかという希少な品物でした。
複雑な曲線が多く、図面通りには測れない部分もある。手探りでグラインダーを使って磨いて形を整えていく作業の連続でした。先輩と2人で、周りのメンバーにもアドバイスをもらいながら、約1週間つきっきりで取り組みました。
一番難しかったのは、「頭の中にある完成図と実物をどう近づけるか」というところです。自分のアプローチが合っているのか、チーム全員が同じイメージを共有できているのか。そうした「見えないもの」の擦り合わせが本当に難しかったです。でも最終的には問題なく仕上がり、その達成感は今でも自信につながっています。
先輩に教わり、自分で判断できるように
06 初めて「できた」と感じた瞬間はいつでしたか?
自分で何度も確認して「これなら大丈夫」と判断して出したら無事にOKをもらえて、これでようやく一人で仕事を任せてもらえるようになると思えました。
07 仕事で悩んだとき、先輩や上司はどのように支えてくれましたか?
数値が安定せず悩んでいたとき、先輩が調整の考え方と測定のポイントを丁寧に教えてくれました。毎回同じ品物でも「このくらいあるだろう」と油断しないこと、削り出し後のリカバリーまで考えながら1つずつ確認することの大切さを、実際の作業を通して教わりました。
職場は明るく元気な人が多く、朝から先輩たちが自然と声をかけてくれます。仕事中はメリハリがあり、危険な場面では気を引き締める。普段は気さくで、仕事の相談をしやすいです。ミスをして落ち込んだ時も先輩や上司が声をかけてくれるので、「また頑張ろう」と思えます。昼食は一緒に食べることが多く、年代を超えて話せる環境です。
M.T さん
機械製造部機械課機械技術係
2020年入社
A.S さん
機械製造部機械課
2008年入社
T.K さん
機械製造部鍛造課
2021年入社
I.K さん
修繕部船体課
2019年入社
I.R さん
修繕部外業課
2005年入社
N.H さん
修繕部電武課
2020年入社
U.K さん
統括部品質管理課
2009年入社
S.S さん
統括部技術課
2019年入社
A.M さん
営業部艦艇営業課
2019年入社
I.D さん
生産業務部工場管理課
2018年入社